家財保険と住宅ローン
家財保険は、火災で失った家財道具に対して補償を受けるという目的を持っています。
住宅ローンを組んでいて、残期間が長く残っている場合には、家財保険はまた違った役割を負う場合があります。
例えば、住宅ローンが残り30年も残った状態で火災に遭い、住宅が焼失してしまった場合。
ローンの残りが多い場合、火災保険の保険金はほとんどがローン残債の支払に当てられてしまい、ローンは支払えても住処を失うということになります。
その後、家を建て直すか賃貸に引っ越すかという動きをする場合に、まとまったお金が必要となります。
そういったときに、ローン返済に充てられることのない家財保険に加入しておけば、生活の再建に使える保険金が確保できる、というわけです。
もちろん、高額の家財保険をかけてしまうと保険料が高くなるため、バランスは必要です。
ただ不測の事態に対する備えとして、火災保険だけでなく家財保険もうまく活用することで、火災のあとの生活再建に力になると思います。
火災保険、家財保険ともに、長期で組むことによって保険料が割安になります。
しかし一方、定期的にローンの残債や家財の総額などを考慮しながら、必要な補償を変えていくことが本来ならば望ましいことです。
支払い保険料が多少割高になるかもしれませんが、数年おきに状況にあわせて補償内容を振り返ってみる、ということも火災への備えとしてひとつの方法では無いかと思います。